簡単気軽にエンジョイライフ~今日もきっといい日になる#13



 最近、朝焼けにはまっています。きっかけは今年の1月2日の朝方でした。日の出には少し間があるかな、と東の空を見るとなんとまぁ美しい朝焼け。ブルー、ピンク、オレンジのグラデーションがすばらしく…いえ、ここはもう少し似合う色名で呼んであげないと、あの朝焼けがかわいそう。鴇色から珊瑚色、白藍から瓶覗きに文字通りの東雲色が差し込んで、夜の名残りの鈍色がだんだんと錫色、銀鼠に変化して。(さて、これらの色名、なじみの薄いものもあるかもしれませんね。 順番にトキ、サンゴ、シロアイ、カメノゾキ、シノノメ、ニビ、スズ、ギンネズです。なんとも風情があっていいですねぇ。)こんな朝の始まりは、「今日もきっといい日になる」と思わせてくれて、しかも年明け早々とくれば、格別な一年のスタートがきれたように思い、しごくうれしいことでした。
(写真は、1月2日 我が家のベランダより)

 

 空のお楽しみは朝焼けだけではありません。その色の変化に見とれているうちに、力強い太陽が顔を見せ始めました。太陽って、本当に見ている目の前で、ぐんぐんと昇っていくのですね。刻一刻と、姿を明らかにして輝きを増しているさまを見て、あまりじっくりと日の出の光景を見たことがなかったなぁ、と改めて思い、そして、困ったことが起きてもいやなことがあっても、ちょっと間をおけば、「な~んだ」と思える時がきっと来る、落ち着いて深呼吸すれば必ず力がわいてくる、と教えてもらったような気になりました。

 

 その後、ふと西の空を見上げれば、柔らかな半月がちょっとくたびれたような顔を見せていました。役目を終えて引き下がろうとする月と、力を得てこれからお務めに入ろうとする太陽が、一つの空に同居する。終わることはただの終わりではなくて、新しい始まりへのつなぎがあることを見せてくれていました。生と死、などと大げさなことを考えたわけではないけれど、この世は終わりながらまた新しく生まれ続けることを実感した朝のひと時。朝焼けから始まって、せいぜい20分程度のことだったでしょうか。この感触が忘れられなくて、以来、「また、あんな朝焼けを見ることができるかしら」と、朝を楽しみにしているのです。

皆さんも、どうぞ良い朝をお迎えください。





 

 さて、一つだけ心配なことが。これからどんどん日の出が早くなるので、ちゃんと起きられるかどうか。朝焼けが見られるかどうか。。。

「文筆屋」 大武 美和子

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2件のコメント

  1. KOさま
    ニューヨークからのコメントをありがとうございます。東京もNYも同じ空でつながっているんですよね。
    きっと、あの美しい朝焼けもKOさまの空に届いていたことと思います。

    私も、まだそんなに達観したわけではないのですが、それでも自分の生の終わりとか終わったその先ということを、若い頃よりかは心静かに受け止められるようになってきました。多分それは、あんな美しい光の中に帰っていけることなんだと思うんですよねぇ。

    嬉しいコメントをありがとうございました。

    おおたけ

  2. 『文筆屋』大武 美和子様、

    とても美しい朝焼けの写真に素敵なお話、感動しました!!

    日本語の色の表現、本当に素敵で素晴らしいですね。これは日本人にしか理解できない和言葉ですね。

    そう、終わりと同時の始まり。
    最近、いつか自分にも死というものが訪れて、そのとき、私はいったいどこにいるんだろうとか、考える事がありますが、そう思うとなんだかなんでもないことのように思えてきます。

    大武さんの文筆はいつも心をほんわかあったかくしてくれます。
    ありがとうございます。これからも楽しみにしております。

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