簡単気軽にエンジョイライフ~思いきって捨て、思いを込めて増やす#25



 今の住まいに移って、今年で29年目。愛しいもの、役立っているもの、欠かせないものに混じって、無駄なもの、どうってことないもの、ほったらかしのものが随分と身のまわりに増えてしまいました。

 

 そこで、最近「一日一捨」を始めました。なんとなく「いちにちいっしゃ」ではなく「いちにちいちすて」と訓読みにして、呪文のように繰り返しています。いただいたものやら、物心ついたころからなんとなく持っていたなぁ、というものは、やはり捨てにくいですね。ついつい「捨てると罰が当たっちゃうかも」とか「何も今、捨てなくても」などと手がにぶりがちなのですが、使わない、見もしない、場所をとるだけなど、できるだけ理由を見つけて捨てることにしています。断捨離ほど徹底したものではないかもしれませんが、私としては結構思いきって処分しているつもり。

 

 一気にすっきりさせようなどと思わずに、無理せずできる範囲で。だから一捨。でも、それを特別なことにせず、毎日のなかに組み込む。なので一日。もちろん、気が向いたらうんと頑張る日があって良いということにして、少しずつ身軽になっていこうと思っています。

 

 捨てるそばから、新しいものを増やしていっては元も子もないので「増やさない」も大事なのですが、ここで一つ自分ルールを設けました。「増やす場合には、よくよく吟味してとびきり気に入ったものだけを手に入れる」というもの。「増やさない、買わない」とむやみに我慢はしないのです。





 その代わり、安易には増やしません。色は? 形は? 使い勝手は? 大きさは? あれこれあれこれ、「増やしても構わない」の条件を並べて、本当に手元においていいものかどうか、思いを込めて吟味します。このルールで、最も危ない冬のセール時期も無事に乗り越えることができました(笑)。

 

 

 さて、今日はたまりにたまった紙袋を整理するつもりです。好きなんですよねぇ、紙袋や手さげ、包装紙といった紙ものが。柄がかわいいコスメブランドの小さな小さな紙のバッグやら、すっとした横長の形と真っ白な紙の質感がかっこいい和小物のお店の紙袋やら、大昔に清水の舞台から飛び降りるくらいのつもりで手に入れた海外ブランドのロゴ入りの手さげなどなど、後生大事にとっておりました。

 

 でも、どんなにかっこよくても、かわいくても、使わないまましまっておくだけなら文字通りの「紙くず」。すっぱり割り切って、すっきり捨てます。そして、整理できたらその代わりに、折りたためる布バッグか風呂敷を、心底気に入ったものが見つかるまで時間をかけて探します。

「文筆屋」 大武 美和子

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