簡単気軽にエンジョイライフ~週末気分を盛り上げる#27



 家での仕事がメインになってからもう大分たちました。何せ、満員電車での通勤≒痛勤生活が長かったので、職住一緒のスタイルに変わってちょっと心配だったのは、「自由度が過ぎて生活リズムがぐずぐずにならないか」ということでした。やってみれば、からだの声を聞いて無理せず、でも、できるだけ毎日同じ時間に起きるということさえ守れば、そうリズムが崩れるものではないのだな、ということが分かりました。

 

 肝心なのは気持ちの切り替えというか、平日と週末のメリハリをどう保つかです。律儀に土日を休息日と決め込むつもりはないですし、どうしても忙しい時は週末も仕事になりますが、それでもこの「週休二日」というシステムは、私にとっては気持ちのうえで大切なサイクルになっています。

 

 そこで、いくつかのやり方で週末気分を盛り上げるように工夫しました。たとえば、平日の朝はマグカップでコーヒーを飲んでから仕事モードに。粉も既に挽いてあるものを使います。週末の朝は、豆を挽くところから始めます。カップもその日の天気や気分に合わせて、真っ白のシンプルなものにしたり、黄色のカップでエネルギーを感じたり、花柄気分を楽しんだり。

 

 また、お風呂で使うボディソープは香りもリラックス効果の一つと考え、何種類か香りの良いものを揃えているのですが、週末はそのなかでもちょっと上等なものを使います。今のお気に入りは、その名も”クレオパトラ”という甘やかな香りのものと、ラベンダー系のものです。その他、普段はできるだけ砂糖をとらないようにしているので、気分転換のお八つもナッツだったり、ごくごく薄甘に炊いた小豆だったりですが、たま~に季節の和菓子やケーキをいただきます。これも週末気分の盛り上げに大いに役立ちます。

 

 会社勤めの方もそうでない方も、こうした「週末、今日は休みの日というしるし」をいくつか持ってみてはどうでしょうか。からだと気分の緊張と弛緩の入れ替えがスムーズになるような気がします。





 

 さて、ここまで書いて以前に読んだある雑誌の特集記事を思い出しました。日本に住む外国人に「日本の素晴らしいところ」を問うという特集だったのですが、具体的な国名は忘れてしまいましたが混迷極める中東のいずれかの国から来た人が、こう答えていたのです。「日本では、毎朝家族と朝食をとって決まった時間に家を出て、決まった時間の電車に乗り会社に行って、毎日同じように一日仕事をしたら、また家に帰って家族と夕食を共にする。毎日同じような日が送れる日本はなんてすばらしいんだ!」

 

 「週末気分を盛り上げる」とか「お休みの日のしるしを持つ」など、いつもとちょっと違うを楽しめるのは、毎日当たり前のように繰り返される「いつも」があってこそなのですね。絶えることのない戦争や地震、土砂災害など被災地のニュースを見るたびに、いつもと同じ日々というのは、文字どおり有り難く、幸せなことなのだとしみじみ思います。

 

 皆さんのところにも、いつもと同じ朝が繰り返し繰り返し訪れますように。そのなかで、

ちょっと違う、ちょっと変えるを楽しめる日々でありますように。

「文筆屋」 大武 美和子

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