職場でのヘルスケア
大企業、有名企業などに限らず、働く人々について高い関心や健康についてのフォローを重視している会社などは、仕事をする環境や福利厚生など、メンタルヘルス(精神衛生)面が行き届いていて、医師やカウンセラーやいろいろなヘルプ体勢が充実しているのが一般的になってきました。食堂やカフェなどもおいしかったり、メニューがよかったり。
労働している間の、飲食は、そうした廻りの環境、福利厚生の「充実度」に依存しているかといえば、ほんとうは、そうでもなくて、そういうことをする余裕のない小さな会社や個人経営の商店、自営の方々などでも、自分で工夫していけばよろしいわけです。これは、福利厚生カフェテリア充実度高の企業に勤めていても、そういうことを自分からコントロールしていかなければ、「ない」に等しい施設だとも言えます。
しかしながら、「忙しくて、メンタルヘルスなんて言ってられない、それはまあやってみたいけれどね」という方々がまだまだ多いのが現状かもしれません。
職場はストレスフルなのと、いつもキリッとしていないといけない(特に頭脳がシャキッとしていることが必須)なために、いきおい、コーヒー、紅茶、緑茶など(カフェインの入っているもの)が主流となりますでしょう。
わたしも忙しいとつい、コーヒーをおかわりする頻度が上がっていて、びっくりすることがあります。ハーブ屋でもこうですから。
なぜ、そうなるかと言いますと、
コーヒーなどには依存性があるからです。依存性があるということは、習慣性があるということで、無意識でこれを続けていくと、摂取量が増え、濃いめが好きになり、切らせなくなります。
一方、ハーブティーを習慣にするのはちょっと意識が必要です。
まだ、ハーブティーのよさを実感できない飲み始めの頃は特に、自分からハーブティーを飲むぞと思わなければ、なかなか無意識はささやいてくれません。
ハーブティーには依存性がないからです。依存性がないということは、習慣性がないということです。
習慣性がないということは、習慣にしにくいということです。
ひとは、意識的になにかをしようとするのがけっこう難しいのです。無意識に「〜したい」と思うことをやる方がずっと楽しくて、積極的です。
ほんとうは、こころとからだにおすすめで、しかも習慣性があったらいいのですが、あいにくそうはいかないのです。
だから、よい習慣を作ろうと思うと、意識的にハーブティーを飲みましょうと思って、実行しなければなりません。こ
れに、おいしいとか、結果的な意味合いがプラスされてくる(リラックスして集中できるようになった、とか、疲れにくくなったとか)までは、意識を向けないと続けることができにくいのです。
けれども、個人のことを考えているオフィスだったら、ぜひハーブティーを飲むという選択肢を取り入れて、疲弊しない仕事のしかたに貢献させてもらえたらいいなあと思っているのです。
そういうときに、コーヒーメーカーの横にハーブティーがいつも飲めるようになっていたら、カフェインを摂取する回数を減らして、本物のリラックス、こころとからだによいリラックス成分(リフレッシュ成分でも)を摂取することができると思います。
個人で好きな飲み物を持ってきて飲むのもとてもよいことだと思うのですが、ハーブティーを飲むことを習慣づけることが大変なので、「常時、ハーブティーを飲むことができる環境」をあらかじめ作っておくことが、ひいては、職場の大きくて深刻なストレスの軽減につながるかもしれないと思っています。
ハーブティーは、淹れておくだけでとてもよい香りが実際に芳香となって脳や感覚を刺激して有効ですし、エッセンシャルオイルのディフューザーのように香りとして意識するほど強くなく自然なので、男性にも受け入れられやすいと思います。
実際には香りを意識しない程度であっても芳香の効能は鼻の奥から脳に到達しているので、「なんだか会社にいるとイライラしない、リラックスする」、なんてことになったらすてきですね。
オフィスでのヘルスケア、ハーバルコンサルティングも行っております。
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