基本のハーブで快適に過ごす
ハーブは薬草です。
長い年月をかけて、人々に役立てられてきました。
成分や効能なども研究が進んでいますが、それよりも人類が大切にありがたく長く利用してきたことがなによりも効果があるという理由になります。
今回はラベンダー。万能の薬草です。
不眠にラベンダーの威力
強いストレスやなにか心配なことで寝付きがよくないとき、途中で目が覚めてしまうとき、心配事や疲労で無駄に何度も目が覚めてしまうとき、また、暑さなどで寝苦しい夜におすすめのラベンダーを使った安眠法です。
さわやかですがすがしいラベンダーはリフレッシュ系のみと思われがちですが、イライラやストレスの鎮静や眠れないときなどにもおすすめです。
高度な集中状態においては、「集中しているけれどもリラックスしている」状態が理想と言われいます。
そういう感覚がラベンダーの芳香の効能にあるのではないかと、個人的に思っています。
すっとさわやかに、しゃき〜んと気持ちが透明になるのですが、緊張しているのではなく、楽な軽快な気分です。
ストレスから離れいている、といったイメージでしょうか。
ラベンダーの利用法
少しの分量でいいので、ドライハーブを枕元に不織布やティッシュにくるんで置きます。ほのかな香るかどうか、くらいが自然に眠りに入るためにはおすすめです。
アロマなどをディフューザー(芳香器)でたく方法もあるのですが、強すぎないように気をつけます。
お湯に精油(エッセンシャルオイル)を一滴垂らすのも自然な香りになりますので、おすすめです。
紙コップなどがあったらそれにお湯を入れて、ラベンダーの精油を垂らします。
高齢者やお子さんなどは弱めにしてあげましょう。
病気のときの癒しに効果的
入院しているときにもおすすめです。個室でしたら、本人用に香りを楽しめます。相部屋の場合は、周りに香りが拡散しないように、あくまでも本人だけで楽しめるように加減します。
この場合も、枕元にドライハーブのラベンダーをひとつかみくらい不織布のようなものに入れ、こぼれないように密封します。布の小さな袋(きめの細かいもの、できれば天然の素材:麻やコットンなど)やお茶パックのようなものでもいいですね。
枕元に置くと、ほのかに香り、とても癒されます。どこかに行ってしまうと困るときには枕の下に。
これも、あくまでも本人が「いい」と感じることが大事なので、あまり好まないときには無理をしないで。
これは、相部屋でのいろいろな不快な匂いを避けることもできて、重宝することがあります。
親しい方のお見舞いや、お見舞い品に困ったときなどに覚えておくといいかと思います。
ラベンダーは、無農薬の場合、虫がわくことがありますので、長期間放置せず、揉んでみて香りが薄いようでしたら交換します。完全な密閉容器などに保存すれば長期保存も可能です。