使用してはいけない植物(ハーブを含む):盲点の毒草(扱いのもの)をまとめて



2017年8月26日更新;

ハーブ(薬草)かハーブでないかももちろんですが、そのほかにエディブルフラワー(食べられるお花)という分類や、野菜、野草、山菜などなどたくさんの植物が人間や動物に利用されます。特に摂取する=食べる、あるいは体内に取り入れることは本来とっても慎重にしなければならないことですね。

本などで出ていたり、インターネットで記事があっても用法や用量、禁忌(取ってはいけない人や場合、状態など)をよく調べてから食べたり飲んだりするようにしましょう。

ということで、今回は専門家以外の人が適切に使用する以外は摂取してはいけないものをご紹介しましょう。

本当は、毒か毒でないかの境界線はあいまいで、使用する量や方法、場所などによっては有用(薬)になる場合もあるのですが、ここでは日常でありふれている植物で、間違えやすいもの、そしてはっきりと手を出さない方がよろしいものを掲載しました。

最低このくらいは知っていた方がいいですよというレベルです。もっともっとたくさんの危険な(注意が必要な)植物はあります。

以下の植物は、素人が安易にあるいは誤って使用するととても危険です。鑑賞用にしておきましょう。

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ティーツリー(メラレウカ):(Tea Tree, Ti tree, Narrow-leaved Paperbark, Narrow-leaved Tea-tree, Narrow-leaved Ti-tree, Snow-in-summer)フトモモ科、メラルーカ属常緑植物。学名:Melaleuca alternifolia。ティートゥリー、ティートリーともいう。精油のティーツリー油(Tea tree oil、ティーツリーオイル)はこの植物から抽出される。

精油が抗菌・殺菌作用で有名です。よくペットなどの清潔系、抗菌系のものにも入っています。が、ペットが好むかどうかは別です。かなり強い香りなので気をつけてあげたいです。体重が軽いペットは、経口毒になります。からだについた成分を「なめる」ことを考えるとこの精油を使うのはちょっとなあと思います(動物による中毒事故が多い精油)。

長い間、オーストラリアの先住民族(アボリジニなど)などの間でケガや皮膚疾患の治療に使用されてきていますが、近年その副作用に注目が集まっています。精油は昔から使用されてきた量とは比較にならないほど高濃度で未知の部分が多く、書籍でも薬効がまちまちです。

毒性については皮膚の感作性(アレルゲンになり得るなど)が報告されていて(接触皮膚炎など)お肌の弱い人は特に注意が必要です。できれば使用しない方が無難。

経口摂取はもちろん禁止です。内服ではじんましん、好中球増加症、倦怠感、眠気。

ティーツリー
ティーツリー:園芸では柔らかい繊細な葉っぱと姿がすてきです。寒いのがちょっと苦手ですが、寒さに当たって紅葉?(赤くなる)のもまたすてき。

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シクラメン:サクラソウ科シクラメン属多年草。地中海原産。和名はブタノマンジュウ(豚の饅頭)とカガリビバナ(篝火花)。

毒成分はシクラミン。根茎が毒部分。症状は、皮膚炎、嘔吐、下痢、痙攣、胃腸炎など。

シクラメンは毒草
シクラメン:とても好きな花なのですが、毒があるといわれてみるとそんな風に見えてくるから不思議。

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ジキタリス:ゴマノハグサ科多年草、ヨーロッパ原産。庭で普通に栽培されていたり、野生化して里近くや荒れ地などにも自生しています。花は下から順番に咲きます。

葉っぱがコンフリーととても似ているために、間違って食べてしまうことが多いです。コンフリー(シンフィツム:ムラサキ科)も昔から食用されてきた植物ですが、近年になってたくさん食べると肝障害を引き起こすことがわかってきました。ので、コンフリーも食べない方が無難でしょう。

症状は、胃腸障害、おう吐、下痢、不整脈、頭痛、めまい、重症化すると心臓機能が停止して死亡することがあります。

毒性分は、強心配糖体のジギトキシン。葉に多く含まれます。

 

ジキタリス
ジキタリス:強心剤などに使用されます。強心配糖体のジギトキシンは葉に多く含まれますが全部の部分が毒草。

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スズラン:ユリ科多年草。とてもすてきな芳香があり、香水などにも使用されて好感度が高いので注意しましょう。

強心作用。毒性分はコンバラトキシンなど。全草。特に花部分。スズランの切り花を差した花瓶の水を飲んでも中毒を起こすことがあるので、ペットを飼っている場合や乳幼児は要注意です。

スズラン
スズラン:高山植物ぽい涼しい土地に自生しますが園芸店でもよく見かけます。かわいいのに。

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イヌサフラン:ヨーロッパ原産、多年草。サフランと似ているのですがぜんぜん別種。サフランはアヤメ科、イヌサフランはユリ科。葉っぱが食用の山野草に似ている(ギョウジャニンニクなど)ので間違えて食べた例がありますので要注意。

鑑賞用として広く栽培されていて、耐寒性が強く毎年花が咲くので重宝されます。が、全草が毒。症状は、おう吐、下痢、皮膚の近く減退、呼吸困難。重症の場合は死亡することもあります。

イヌサフラン
イヌサフラン:りん茎(球根)や種子にはコルヒチン(colchicine)という物質が含まれている。この物質は痛風薬としても薬事法で認可、販売、処方されている。wikipedia画像。

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アルニカ:キク科。古くから薬草として使われてきた経緯があります。打撲、ねんざ、外傷に外用としてチンキ剤、軟膏、クリームなどに。関節炎、静脈炎、リウマチ、虫刺されなどの炎症にも利用されます。

だたし、含有成分に毒成分があるため、内服や傷口には使いません。また長期間の継続使用も控え、あくまでも短期的処置のみに利用されます。

皮膚へ影響が強く及ぼされるといわれ(セスキテルペンラクトン類成分)、湿疹などに注意が必要です。また、ホメオパシー療法では利用されています。

含有成分:ヘレナリンやアルニフォリンと呼ばれるセスキテルペンラクトン類、チモールなどの精油成分、ケンフェロールやルテオリンといったフラボノイド類、クマリン類。

 

アルニカモンタナ
アルニカ:別名:ウサギギク。ジャーマンカモミール、キンセンカに似ています。同じキク科。通称:山のウサギギク(Bergwohlverleih)山の植物(Bergwurz)。すごく酸っぱいような強い香り。ヨーロッパでは中世から薬草として使われていました。

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クリスマスローズ:キンポウゲ科クリスマスローズ属 学名はヘレボレス(Helleborus)ギリシャ語のhelein(殺す)とbore(食べ物)から。まさしく毒草。心臓毒などの成分が含まれていますので食用もだめです。

ヨーロッパの一部の地域では、鹿やいのししなどの狩を行う際に、矢じりの先にヘレボレスの毒を塗って狩猟を行っていました。

クリスマスローズは冬のガーデニングに人気の植物なのですが、さわったり、手入れをしていて腕や顔などの皮膚にただれやかゆみが出ることがあります。特に葉っぱを切るときや肥料を与えたり鉢に植えたりするときには注意しましょう。液汁にさわるのもやめましょう。

 

クリスマスローズ
クリスマスローズ:たくさんの種類があって、耐寒性が強く、冬に咲く花の少ないヨーロッパでは冬の庭の花として貴重です。でも全草が毒草。汁も。

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ヨウシュウヤマゴボウ:北アメリカ原産の帰化植物、多年草。果実、根。市販されている「ヤマゴボウ漬け」と混同して根を誤食する事例が多くあります。「ヤマゴボウ漬け」として販売されているのは、キク科のモリアザミの根の漬物で、全く別の植物。ややこしいです。

症状は、吐き気、おう吐、下痢など。毒性分はフィットラクシンなど。

ヨウシュウヤマゴボウ
ヨウシュウヤマゴボウ:野山、道ばた、路地、荒れ地などに自生、雑草化している。wikipedia画像。

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トリカブト類:キンポウゲ科多くは多年草。8月から11月にかけて青紫色のかぶとの形の花が咲きます。(紫のほかに白、黄色、ピンクなどがあるらしい)

トリカブト類は種類が多く(日本では約30種類)平地から高山まで広く自生しています。全草が毒。

 サスペンスドラマやSF、推理小説、映画などに殺人事件にたびたび利用される有名な有毒植物。でも見たことがない(名前とその植物が一致していない)人も多く、知らずに育てている人も。

葉や茎などを誤食することが多いです。食用のニリンソウ、モミジガサ、ゲンノショウコなどの若い芽や若葉がトリカブト類と似ていて誤って食べてしまうことが多いです。

症状は、おう吐、下痢、手足や指の麻痺、重度の場合は死亡することもあります。

主な毒性分は、ジテルペン系アルカロイドのアコニチン、他にメサコニチン、アコニン、ヒバコニチン、低毒性成分のアチシンの他ソンゴリンなど。

漢方薬で使用されます。附子(生薬名は「ぶし」、毒に使うときは「ぶす」)。

附子が配合されている漢方方剤の例(wikipediaより抜粋)

  • 葛根加朮附湯
  • 桂枝加朮附湯
  • 桂枝加苓朮附湯
  • 桂芍知母湯
  • 芍薬甘草附子
  • 麻黄附子細辛湯
  • 真武湯
  • 八味地黄丸
  • 牛車腎気丸
  • 四逆湯
トリカブト
トリカブト:古代から毒矢に仕込む(塗布する)などの方法で、狩猟や軍事目的で北東アジア、シベリアを中心に利用。wikipedia画像。

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クレマチス:キンポウゲ科、クレマチス属多年草。別名テッセン(鉄線)、カザグルマ。園芸で有名。種類も多く春から夏にかけて色や紫、ピンクなどの大きめな花が咲きます。ヨーロッパ種はガクが4枚、6枚のものをテッセン、8枚のものをカザグルマと呼びます。

毒性分はプロトアネモニン、サポニン。

症状は、接触皮膚炎(水疱)、胃腸炎。





 

クレマチス
クレマチス:全草が毒。つると汁液も毒。つる性の落葉多年草で園芸では有名。これもかわいいのにねえの毒草。

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スイセン:ユリ目ヒガンバナ科多年草。庭や園芸で栽培されることの多い人気でポピュラーな植物。野生化して自生していたりもします。

葉、鱗茎(りんけい:たまねぎのように厚い鱗片が重なって球形になったもの)部分。ノビルの鱗茎と間違えたり、葉をニラと間違えたりします。

誤って食べた場合、悪心、おう吐、下痢、発汗、頭痛等。

 毒成分は、リコリン、タゼチンなどのアルカロイド類。全草が毒。

スイセン
スイセン:庭先でよく見かけます。花・葉・球根など全部が毒草。葉がニラに、球根をたまねぎなどと間違えて食べることが多い。農作物のそばではスイセンを栽培しない。

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フクジュソウ:キンポウゲ科多年草。北海道から東北、関東などの山地を中心に自生。早春に新芽を出す。園芸としてもたくさんの品種があります。

症状はおう吐、呼吸困難、心臓麻痺など。死亡する場合もあります。

毒性分は、強心配糖体のシマリンやアドニトキシン。

 

フクジュソウ
フクジュソウ:amur adonis 全草が毒。新芽をフキノトウと間違えることがある。お正月に飾られる縁起のよい花として有名。

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ハシリドコロ:ナス科ハシリドコロ属多年草。アルカロイド類トロパンアルカロイドが主な毒成分。根茎と根が毒性が強い。中毒の症状は、おう吐、散瞳、異常興奮、最悪の場合は死に至る。

反面、根茎と根はロートコン(莨菪根、Scopoliae Rhizoma)という薬品として日本薬局方にも収められている。ロートコンに含まれるアトロピンは硫酸アトロピンの原料になり、ロートコンの成分を水またはエタノールに浸出させたものはロートエキスと呼ばれる。(ロート製薬の名前とは関係ない)

日本では、江戸時代にフィリップ・フランツ・フォン・シーボルトが薬効に気付いたのが契機となり、以降ベラドンナの代用品として用いられている。中国では「東莨菪(とうろうとう)」と呼んでいる(「莨菪」はヒヨスの変種シナヒヨス Hyoscyamus niger var. chinensis を指す)。
wikipedia より

 

ハシリドコロ
ハシリドコロ:(走野老、莨菪、Scopolia japonica)別名、キチガイイモ、キチガイナスビ、オニヒルグサヤ。和名は食べると錯乱して走り回るから、また、根茎がトコロ(野老)に似ているから。wikipedia画像。

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ドクゼリCicuta virosa セリ科多年草。セリより大型で80センチから一メートルくらいになる。若葉や花は食用のセリに酷似しています。ドクゼリの特徴は地下茎が太くてタケノコ状の節があります。引っこ抜くとわかる、といいますが、食べない方が無難。

とにかくセリに似ているので間違って食べることが多いです。また、根茎をわさびと間違って食べた例もあります。

症状は、おう吐、下痢、腹痛、けいれん、脈拍の増加、呼吸困難など。

毒成分は、シクトキシン。

ドクゼリ
ドクゼリ:ドクウツギ、トリカブトと並んで日本三大有毒植物のひとつ。全草が有毒。

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チョウセンアサガオ・アメリカチョウセンアサガオ・エンゼルストランペット:(チョウセンアサガオ類)東南アジア原産。江戸時代から明治時代にかけて日本に入ってきた帰化植物。一年草。夏から初秋にかけて白くて長細いロート状の花が咲きます。ほかにキダチチョウセンアサガオなど多くの種類があります。

葉、根、種子などが誤食されます。特に根っこをごぼうと間違えることが多いです。またつぼみがオクラ、種子がゴマに似ているので、それぞれ間違えて食べたという例があります。

症状は、おう吐、瞳孔散大、呼吸の乱れ、体のふらつき,嘔気,倦怠感,眠気、けいれん、呼吸困難など。

毒成分は、ヒオスチアミン Hyoscyamine, スコポラミン Scopolamine などのトロパンアルカロイド。全草が有毒。

チョウセンアサガオ
チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔、学名:Datura metel)。曼陀羅華(マンダラゲ)、キチガイナスビの別名。

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シキミ:シキミ属。花や葉、実、根から茎全てが毒。種子にアニサチンなどの有毒物質を含み果実に多く、食べれば死亡するほど有毒。シキミの実は植物としては唯一、毒物及び劇物取締法により劇物に指定(毒物及び劇物指定令(昭和40年政令第2号)第2条第1項第39号「しきみの実」)されている。

シキミの種子はややシイの 実に似ているため、誤って食べて死亡した例がある。

また、スパイスの一種であるトウシキミの果実(八角) がシキミの果実に非常によく似ているため、シキミの果実をトウシキミの果実と誤認して料理に使用し食べることで中毒を起こす事故が多い。

中毒症状は嘔吐、腹痛、下痢、痙攣、意識障害等で、最悪は死亡。

近縁のトウシキミ Illicium verum には毒性分が無く、果実を香辛料(スターアニス、八角(はっかく)または大茴香(だいういきょう)という)として用いる。(参考wikipedia)

シキミ
シキミ:(樒、櫁、梻 Illicium anisatum)。仏事に用いるため寺院に植栽される。wikipedia画像。

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 ・カロライナジャスミン:マチン科ゲルセミウム属常緑つる性低木、北アメリカン原産。別名:ゲルセミウム、イエロージャスミン、イブニングトランペット、トランペットフラワー、カロリナソケイ、ニセジャスミン、センペルヴィレンス。

「ジャスミン」という名前がついているが、モクセイ科ソケイ属(Jasminum)のジャスミンとは全く違う種、ここが重要です。

春に鮮やかな黄色の花がたくさん咲きます。かすかな芳香。間違えるのは花部分。花を食べてしまう人が多いです。鑑賞用のカロライナジャスミンをジャスミンと間違えて花にお湯を注いで、ジャスミンティーとして誤飲することが多いです。

全草にゲルセミシン、ゲルセミン、センペルビリンなどの有毒成分を含む有毒植物(特に、根茎にシクトキシンを含む)。

症状は、脈拍増加、呼吸麻痺、中枢神経刺激作用、血圧降下、心機能障害の症状。

普通に栽培していて触ったり、剪定したりして中毒症状になることはないです。

カロライナジャスミン
カロライナジャスミンは花が黄色。これが毒草。wikipedia画像。
ジャスミン
参考画像:ジャスミン(マツリカ)は花が白色。モクセイ科ソケイ属。学名はJasminum sambac。ジャスミンティーはこちら。毒草じゃない方。あやしいときには園芸店で札を見て学名を確認します。wikipedia画像。

 

leafペニーロイヤルミント: (学名:Mentha pulegium、英名:Pennyroyal)はシソ科ハッカ属の多年草。和名はメグサハッカ(目草薄荷)。名前は硬貨のペニーに由来。ヨーロッパ、西アジア原産。ミントとして利用されます。が、ちょっと危険なハーブです。

ペニーロイヤルミントのミントの芳香は通常のミントのカルボンではなく、d-プレゴンというもので毒性があります。ハーブティー、料理など食用不可。

園芸店でもペニーロイヤルの説明書きで「ハーブティーなどに利用します」とあるものを見たことがあります。要注意です。あくまでも鑑賞用にしておきましょう。精油はもっとも危険といわれ使用は控えることをおすすめします。

ペニーロイヤルは防虫効果で有名(アリ、ノミ、カメムシなど)。ペット(犬や猫)の首輪にペニーロイヤルミントの乾燥したもの(ドライハーブ)を使用したノミよけグッズがあります。が、毒性があるので、ノミなどを避けることよりもペットの健康を考えてみるとやめたほうがよいと思います。ちなみに防虫であって殺虫ではないので、殺虫剤にも使用できません。

 古代では中絶(堕胎)薬として使用されていましたが、中絶効果ははっきりしていないようです。

症状は、悪心、嘔吐、発汗、発熱、頭痛やけいれんなど。妊娠中絶については、ほぼ致死量に近い量を摂取した場合に誘発されるといわれ非常に危険。

 

ペニーロイヤルミント
ペニーロイヤルミント:日常的には虫除け・石鹸・洗剤の添加剤として、料理にはプディング (英国北部) やソーセージ (スペイン) などに利用される。俗に、「消化を助ける」「風邪によい」「月経を促進する」といわれているが、ヒトでの有効性については調べた文献に十分なデータが見当たらない。安全性については、子宮刺激作用による流産の可能性があるため、妊婦に用いてはならない。精油の過剰摂取による健康被害事例が複数報告されており、おそらく危険である。(健康食品の安全性・有効性情報より)

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 ジンチョウゲ(沈丁花)ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木。チンチョウゲとも言われる。漢名:瑞香、別名:輪丁花。(wikipediaより)大変一般的な樹木で、とてもよい香りの花が印象的です。が、猫にも犬にも人間にも有毒。花の煎じ汁は歯痛や口内炎の民間薬になっています。

ジンチョウゲという名前がちょっと不思議で由来が知りたくなります。
沈丁花という名前は、香木の沈香のような良い匂いがあり、丁子(ちょうじ、クローブ)のような花をつける木、という意味でつけられた。2月23日の誕生花。学名の「Daphne odora」の「Daphne」はギリシア神話の女神ダフネにちなむ。「odora」は芳香があることを意味する。(wikipediaより)

有毒成分はダフネチンと呼ばれます。樹液などに含まれますが、全草が有毒。触れた箇所に刺激があり皮膚炎に。食べると炎症、水疱、胃腸障害など。

猫や犬には触れないようにした方が無難。

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ジンチョウゲ
ジンチョウゲ:このタイプが日本では一般的。(画像:wikipedia)

 最後に厚生労働省のサイトには「自然毒のリスクプロファイル」のページがあります。ここには動物の毒やキノコ類の毒など、ハーブ以外の自然毒の一覧がありますので、よろしければご参照ください。

・「お皿に乗った花は、エディブルフラワー(食用花)かどうか悩む場合」という過去記事があります。