ドライトマト・オイル漬け
ミニトマトを使ってかわいい乾燥トマトを作ります。さらにできたドライトマトをオイル漬けにして、おいしいおいしい保存材料に。
材料:
・ミニトマト お好きな量
・粗塩 適量
・オリーブオイル 瓶でトマトが浸る量
・お好みのハーブ・にんにく・鷹の爪(ここではドライ オレガノ)
作り方:
①ミニトマトは洗いヘタを取る。
②トマトのぷっくりと種の入っているところを角度をつけて見つけ、縦に切る。場所が違うと水分が外に出る出口が果肉でふさがれてしまうので気をつけてカットします。
③鉄板に断面を上向きに並べ、塩をまんべんなく高いところからふる。ふりすぎると仕上がりがしょっぱくなるので、うっすらで良い。
④5分程でキッチンペーパーなどで出てきた水分をおさえる。
⑤オーブンの場合は、始め140度で15分入れてペーパーで出た水分をおさえ、再び15分同じ温度で一気に水分をとばす。
⑥次は焦げないように温度を100度に落とし乾燥するまで繰り返す。天日干しは数日かかります。雨などで中止する場合はカビが出ないようオーブンで乾燥の仕上げをすると良い。
⑦そのままセミドライでいただくのがいちばんおいしいですが、保存は空気に触れると傷みやすいので、煮沸した瓶に入れ、オリーブオイルをトマトがきっちり浸かるように注ぎ、バジルなどのハーブ・にんにく・鷹の爪などを加え、冷蔵庫で保存します。
Tips:
・EXヴァージョンオリーブオイルにつければ、風味良くそのまま頂くのに美味しく、ハーブなどでお好きな組み合わせに。オイルも仕上げにむいています。
・ピュアオリーブオイルにつければ、加熱に適しているので炒める時に無駄なく使います。どちらも塩分が気になる場合は、乾燥前の塩はふらなくても大丈夫です。そのままでの保存には適しません。
Recipe by Miyuki Hagiwara
ハーブ知っ得ポイント
オレガノ:
オレガノはミントやローズマリーと並んで、名前だけは聞いたことがあるという方が多いと思いますが、実際に親しんでいるかというと、そうでもなくて、地味な使われ方のハーブのような気がします。
が、今回のお料理のようにイタリア料理には欠かせない定番ハーブのひとつで、独特の香りがする有名ハーブ。お料理では生のオレガノを使うことが多いのですが、実はドライ(乾燥させたもの=ドライハーブ)の方が青臭い感じがなく、甘みが強めに出ています。
薬効は、強壮作用、鎮静作用、殺菌作用、血液の浄化作用、筋肉の痙攣や生理不順の緩和など。
使われるのは主にお料理と入浴ですが、お茶(ハーブティー)もとてもおいしいです。
オレガノティーは、ほのかに苦みと甘みがあって、すっきりしていてさわやかで、おだやかで、かんたんには表現できない、草原のような風味。淹れる量にもよりますが、ミント系のさわやかさがありますが、量を控えれば心がくつろぐ絶妙の味わいになります。それでいて、上位のように強壮作用がありますので、疲れていて癒されたいときに。
というのも、オレガノは神経系に作用すると言われていて、肉体疲労よりも特に神経系の疲労やストレス、頭痛などに効果があり、鎮静作用へとつながっていきます。
おまけとしては咳を鎮める効果や生理不順の緩和など。
お料理では、トマト料理に相性が良く、メキシコ料理にもよく使用されます。豆類やチーズにも合います。原産地がメキシコ・ヨーロッパなのでというのもあると思います。
お読みいただきありがとうございました!