塩レモン
塩レモンとは、モロッコでは伝統的な、「レモンを塩漬けにして発酵させた香り調味料」。タジン鍋、肉料理、魚料理などモロッコ料理にはおなじみだそうです。モロッコの作り方だと、レモンは丸ごと漬け込むようです(・o・)
おおまかに表現すると、さわやかなレモンの風味とコクのある塩味の調味料。お料理に酸味と塩味を加えたいときに便利だそうです。
ちょっと調味料として加えるほかに、サラダのドレッシングやレモンの皮を刻んだりすりつぶしたりしても使えるようです。
いろいろ試行錯誤しながら完成させていくレシピの楽しみもありますが、やっぱりハーブ&スパイスを入れると味わいが出て使いやすいしおいしいと思います。
ローレル(ゲッケイジュ)とブラックペッパーがおすすめ。
どちらも控え目からスタートすると失敗がなくて安心、そして秘かな隠し味にもなります。
あとでお肉料理、お魚料理、スープ、パスタなど使い道を考えると、ローズマリーを一本くらい入れたかったのですが、ぐっとがまんして基本を作りました。
塩を少なめにしておだやかそうな味わいに仕上がるようにしました。
写真は一リットル瓶で、レモン(全部使うので、無農薬のもの。ワックスのものは避けましょう)を4つ。だいたいひとつ120グラム前後なので、480〜500グラムを目安にしました。
塩はちょっとよいものを選びます。精製塩はやめて、粗塩などを。海水の方の塩にしました。なんとなくやわらかい味わいが好きです。今回はおだやかレシピなので、レモンに対して10%、塩は48〜49グラム。
ブラックペッパー(つぶの黒コショウ)6〜7粒
ローレル(月桂樹、ベイ)2枚
レモンはすごくよく洗って八つくらいに切ります。輪切りやいろんな形をミックスさせてもよいみたいです。
保存瓶を熱湯消毒します。沸かしたお湯をまんべんなくかけます。熱湯に耐えられる瓶にします。
一番下に塩を薄く引いて、レモンをぎゅうぎゅうと押し込んでいくのですが、途中で塩をぱらぱらと混ぜながらぎゅうぎゅうします。
合間にローレルとブラックペッパーも忘れないで入れましょう。
一日2回程度瓶をフリフリして混ぜます。一週間程度で使えるようになるのですが、まだ味がきついのでできたら一ヶ月待ちます。
待つ。
ちょうど暑くなってくる時期に活躍しそうです。