中国の伝統医学は歴史が古く、実践を元にしている部分では、かなりハーブと近い関係があります。
日本では西洋のハーブよりも東洋のハーブ、漢方などの方が親しんでいるものも多いので、導入しやすく利用しやすい場合も多く、使うときに参考になります。
季節ごとに「養生法」のヒントをハーブとかかわりのあるところについてまとめていきたいと思います。
漢方とハーブ:夏の体調管理
夏編
気温が高く、湿度も高くのアジア気候では(梅雨も含めて)気と血が旺盛になります。
汗をかいて水分を消耗するので結局、気・血・水のすべてが消耗されがちに。
心にも負担がかかります。
よって体力は消耗しからだはだるくなり、胃腸や皮膚にトラブルのあるひとは悪化しやすく、またこの部分のトラブルも発生しやすくなります。
ムリをしないで生活するのが一番です。体力のない子供やお年寄りは特に昼寝をしましょう。
早起きを心掛けます。水分補給は、のどが乾く前にこまめにします。
消化の良いものを食べるのがいいのはもうご存じですね。
シソやねぎ、そしてハーブなど香りの強いもの(芳香性のあるもの)がおすすめです。
たとえば、おすすめはミント、ミント系は疲労回復に即効性が期待できるので、疲れてからでも。
ミント系にローズヒップやハイビスカスなどのビタミンCが沢山含まれるものをブレンドして、レモングラスなどの胃腸を整えるハーブを加えると、簡単な夏バテ防止ティーができあがります。
そのほか、すいか、トマト、豆腐、緑豆、オレンジや小豆も。
胃腸の弱っているときには肉類はなるべく避けた方がいいのですが、熱をさますために豚肉はよいそうです。