中国の伝統医学は歴史が古く、実践を元にしている部分では、かなりハーブと近い関係があります。
日本では西洋のハーブよりも東洋のハーブ、漢方などの方が親しんでいるものも多いので、導入しやすく利用しやすい場合も多く、使うときに参考になります。
季節ごとに「養生法」のヒントをハーブとかかわりのあるところについてまとめていきたいと思います。
漢方とハーブ:冬の体調管理
冬編
陰の要素が高まり、冬の寒さで気・血の流れが停滞して新陳代謝全体がゆるやかになります。
肌の乾燥やひび割れが起きやすくなり、汗をかくことがとても少なくなりますが逆に尿の量は増えます。
寒邪が入ってくるために、カゼ・腰痛・神経痛・関節痛・冷え性・生理痛などがひどくなるか起きやすくなります。
養生法としては、寒さを防ぐ工夫をします。特に下半身を冷やさないように。冬こそ充分な睡眠をとります。早寝遅起き。
激しい運動は避けます。
陽の要素を持った食べ物を摂ります。
ニラ・牛肉・マトン・アーモンド・くるみ・栗・えび・黒砂糖・さくらんぼ・チキン・チャイブ・ナツメヤシ・ニンニク・しょうが・緑や赤のピーマン・シャロット・ハム・キンカン・レンズマメ・ミント・貝割菜・辛子・タマネギ・桃・こしょう・ラズベリー・酸味の植物・大豆油・ひまわりの種・ワインなど。
生ものや冷たい食事・飲み物はなるべく避けます。
*マトン(羊の肉)は妊娠中は食べ過ぎないようにします。(中医学では妊婦はあまり温めない方がよいとされているようです)
漢方とハーブ・中医学(中国伝統の医学)からのヒント:春、何となく調子が悪いとき:春の体調管理:ハーブ・薬草