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フェンネルとディルはそっくり
葉っぱに関しては、先の方、勢いよく出てきているところ(芽に近いところ)だと、見た目もうぜんぜん違いがわからない場合があります。下のホタテのカルパッチョの写真では、ディルでもだいぶ場所によって葉っぱの感じが違うのがおわかりいただけるかと思います。
フェンネルとディルの写真を提供していただいたのと、このブログでお料理をご紹介してくれている、萩原みゆき(イタリアンの料理人、お菓子職人:sucrevanillem)さんに、フェンネルとディルについてお話を伺いました。
萩原:。。。
フェンネルとディルはともにセリ科だけど、属が違う
フェンネルは多年草、ディルは一年草
一方、フェンネルは、多年草ですので、植えてその場所が気に入って、お手入れが気に入ってくれれば、年を越すごとにずんずん大きくたくましくなり、育て甲斐があります。冬に地上部が枯れますが、根が生きています。春に芽が出て(来るでしょう)ひとまわりたくましくなっている(と思います)。水は控えめに。アルカリ土壌。
フェンネルには「鱗茎」がある
フェンネルには、(以下にも書きましたが)大きく育ってくると(1メートル以上になる大きなハーブ)「鱗茎」と呼ばれる、大きなタマネギのような株が根元にできます。そこからうねうねと横へ横へ茎が伸びていきます。
フェンネルは、大きくなる
フェンネルは甘く苦く薬っぽい
フェンネルとディルは葉っぱの密集具合が違う
フェンネルとディルは葉っぱの色が微妙に違うような気がする
補足:フェンネルとディルに似ているような気がするもの:アスパラ、金魚の水槽に入れる草のガボンバ。
ディルはこんな感じ。こちらの方が全体的に繊細な印象。
ハーバルクッキング:ホタテのカルパッチョ
フェンネルをイメージする方法:太田漢方胃腸薬、太田胃散、漢方薬の安中散、仁丹。これらには生薬として、この茴香(ウイキョウ)が使われています。