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風邪を引きそうなとき
風邪かもしれない。
のどがヒリヒリしてきたり、もっと急に症状が始まる場合は、寒気、悪寒がしてきたり、そのときどきで現れ方が異なりますね。
風邪やその類似の症状のときは、ひと言で言えば「臨機応変」に対処せざるを得ないので、以下の方法のなかで、そのときに気分良く、楽になりそうな方法をやってみて、だめだったら他の方法に切り替えるようにしてください。
平熱でのどが痛い、鼻がヘンなとき
のどが痛い、くしゃみが出る、鼻がつまるなどの耳鼻咽喉系の症状が始まっている「ような気がする程度」のとき、熱を測って平熱(低体温の方は自分の平熱)だったら、ハーブ浴をしましょう。
ハーブ浴
お風呂にゆっくり入ると(38c~40cで10分以上)カラダが芯から温まって、抵抗力が増します。免疫機能も元気になります。
ゆっくり温まるというのがなかなかできなくて、コツは「もういいかな、出ようかな」と思ってからしばらくがんばるのが温まる時間です。その後、「あ〜もうダメ、もう出たいです」という頃に、やっと身体は温まっています。
長めに温まるから、温度は低めにしようとすると、寒くてかえって風邪を引いてしまうので、自分でちょうどいい温度で入るようにします。無理せず、適温で。
ハーブ浴のハーブ
ハーブ浴は、リラックス系のハーブを使用しましょう。
のどにいいからとミントなどを入れると刺激が強すぎることがあるので、できたらレモンバームやレモンバーベナ程度のさわやかさまでにしておいて、ラベンダーやジャーマンカモミールなどを入れます。
ドライハーブがおすすめです。肌に触れてもあたりが柔らかいです。
大きめのお茶パックか薬草パックのような不織布にドライハーブをたっぷりめに入れて(両手で抱えるくらい)、お湯が出るタイプの浴槽でしたら、出る付近に紐でぶら下げておきます。または、お湯を入れる前から湯船に入れておきます。
お湯に入っている間も、蒸気が上がるので、のどや鼻の潤い、殺菌、浄化に働きかけますので、入れておきます。ユズなども入れると効果的です。
ハーブ浴のエッセンシャルオイル
また、精油(エッセンシャルオイル)を加えたい場合は、このハーブの袋に垂らすか、牛乳などにあらかじめ混ぜてから、湯船に入れて混ぜます。そうしないと湯船に精油が浮いてしまい(油だから混ざりにくいので、ふちやヘリにこびりつき、効果がなくなるのと、浴槽が汚れてしまいます)、入るときに直接、原液が身体にまとわりついてしまうので危険です。
おすすめの精油は、ラベンダーです。こういうときに威力を発揮します。
身体が楽になります。分量は少なめ、がいいと思います。
風邪のようなときに初めて試すのでしたら、よけいに控えめに、一滴、二滴入れてみて、しっかり温まるようにします。
その後、体調が戻ったら、分量を加減することをやってみてください。不調のときには加減がわかりにくいので。
ハーブティー
ハーブティーを飲みます。ジャーマンカモミールとペパーミント、ローズマリー、タイムのブレンドがよく効きます。このお茶で汗をかけたら、翌日はさっぱりしています。
湯上がりから寝る前まで飲み続けても、身体の保温になります。
眠れないタイプの方は夜の遅い時間はやめておきましょう。どちらかというと肉体疲労向けのブレンドです。
鼻が詰まるとき、息苦しいとき、のどの痛みがあるときには、枕元にラベンダー、ミントなどをお茶パックに入れて置いておきます。
精油でもいいのですが、そのときには、ティッシュなどに少量垂らして、ふわっと投げておきます。あまり顔の近くに置かないようにしましょう。
ゾクゾクしてきたような寒気や悪寒が始まりそうなとき
風邪のときのハーブ浴
さらにあぶないな??と思うときには、精油(エッセンシャルオイル)のゼラニウム、ティートゥリー、ラベンダーカクテルのハーブ浴がおすすめです。殺菌効果が強力です。
風邪のときのハーブティー
また、ハーブティーでは、ジャーマンカモミール、ペパーミント、ローズマリー、タイムにエキナセアを足します。これは、抗生物質「様」の働きをしますので、一週間以上続けて飲まない方がよいと思います。
また、インフルエンザかもしれない、マイコプラズマ肺炎かもしれないので、きちんと医療機関にかかりましょう。あくまでも医者へかかるまでの療法として、この場合は考えてください。
抗ウィルス薬が出た場合は、エキナセアをはずして飲みましょう。
また、ジャーマンカモミール、レモンバームやレモンバーベナのお茶に代えたりして、精神の安定を図ります。
風邪のときの香り袋
同様で、枕元にジャーマンカモミールをお茶パックなどに入れて置いておきますと、穏やかな気分になりますのでおすすめです。
ジャーマンカモミールの精油は身体にとてもよいのですが、効果が非常に強いので、枕元にティッシュに垂らしておくのは気をつけましょう。
ディフューザーでお部屋じゅうにアロマを拡散させる方法もあります。その場合も蒸気の精油でよいと思います。ペットがいる場合は逃げ道を作ってあげましょう。