こころとハーブ第二回
リラックスや癒しだけがハーブの得意分野ではありません。元気や活力、エネルギーが足りないように感じるときにもたくさんのハーブが利用できます。
たとえば、わかりやすいのがミント系のハーブです。ペパーミントやスペアミント、アップルミント、クールミント、パイナップルミントなど、さわやかなすっきり風味が即効で元気をもたらしてくれます。メントールの成分がさわやかさの秘密ですが、鎮静作用もあり、イライラする、落ち着かない、不安なときなどに、気分をやさしくしてくれる優れものです。
また、レモン「風味」のハーブもおすすめです。レモンバーム、レモンバーベナ、レモンタイムなど、レモンと名のつくハーブがけっこうあります。これらはおだやかですが疲労回復や元気をもたらす作用があるので、覚えておくと便利です。
アロマでは、レモンの香りがやる気を引き出すと言われます。レモンの精油をお部屋に焚いたり、紅茶やハーブティーにレモンをプラスするのもよいです。
活力がない、元気がないなどの状態は、ふつう「やる気が出ない」と感じられます。この「やる気」は、ポジティブ思考ともつながりますので、心身の調子を計る上でとても重要です。軽いうつ状態や落ち込み状態を自分で把握するよい目安になります。
またこの「やる気が出ない」くらいのときに適切にお休みするなどのケアができるようになるとストレス管理もやりやすくなります。このときにぜひハーブティーを利用していただきたいと思います。
「やる気が出ない」ときのハーブティーは、ラベンダーを基本にして、ローズマリー、セージ、タイム、ユーカリなどがおすすめです。どれも少し香りの強いタイプのハーブですが、これが脳や心身の刺激になって効果的です。これに、さきほどのミント系、たとえばほのかに甘いおだやかなスペアミントや、キリッとさわやかなペパーミントなどを加えるとよいでしょう。
このほか、セントジョーンズワートも「やる気が出ない」ときによいといわれているハーブで、「ハッピーハーブ」とも呼ばれています。ただし、服薬している場合は注意が必要です。(併用することで効果が減少する薬や、併用してはいけない睡眠薬があります)お医者さんに相談しましょう。
こころとハーブ:その1.ハーブティーで精神安定・安らぎのセルフケア:ハーブティー:ハーブ・薬草
こころとハーブ:その3.ハーブで気分を変えていく(気分転換の方法):ハーブ・薬草:ヘルスケア・健康
こころとハーブ:その4.ハーブでこころを養生する方法・心のリラクゼーション:ハーブ・薬草
こころとハーブ:その5.こころのデトックス、からだのデトックス、デトックス(解毒)とハーブ:ハーブ・薬草
こころとハーブ:その6.健康管理とハーブ:ハーブ・薬草:ヘルスケア・健康
ストレスでいっぱいいっぱいのときには、ハーブティーが助けてくれる:自然なストレス軽減・ナチュラルな鎮静効果:ハーブティー:ハーブ・薬草