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こころとハーブ:その5.こころのデトックス、からだのデトックス、デトックス(解毒)とハーブ

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こころとハーブ第五回

 

今回は、「デトックス=解毒」とハーブについてです。こころの解毒とからだの解毒の両方について、ハーブの効能をお話ししたいと思います。
毒素(老廃物)を排出するのはこころとからだにとってひじょうに大事な作業です。
ハーブティーでデトックスを目的にする場合は、いろいろな方法やハーブの組み合わせがあります。体質やそのときのコンディションによってもやり方や内容が変わってきます。ここでは、具体的なやり方ではなくて、デトックスの考え方や代表的なハーブについて、おおまかなお話をしていこうと思います。
おおまかなお話というのは、とらえ方なので、大きな視点から考えることができるようになりますのでとても大切です。

最近とくに効果や結果を早く求めるために、具体的な方法やハーブの種類にどうしても注目する気持ちが行ってしまうのですが、最初にデトックスとはこういうものだというのを理解しておくと、その先、自分で考えてハーブを組み合わせたり、応用していくことができるようになります。

こころの解毒について

こころの毒素とは、悪い作用のストレスやいやな出来事、落ち込み、ショック、などのことです。早くとりのぞいてしまいたいマイナスの鬱積のようなもの。
小さな毒素でしたら、数分、数十分で消えてなくなってしまうことでしょう。いやな思いをしたり、不愉快な争いにまきこまれたら、数日?数週間、不快な思いがこころに沈殿しているでしょうか。きれいに忘れたり、解消できればいいですね。
この毒素は気をつけていると日常で、とてもたくさん見つかります。これらをずっとこころの中にとどめておくのは、つらいのはもちろん、からだにとっても良くないことです。積極的にこころの毒素の排出にアプローチして、すっきりさわやかな気分でいられるようにすることが大切です。
こころのデトックスに向いているハーブは、気分をやわらげて、鎮静作用があるジャーマンカモミールやラベンダー、レモンバーベナ、リンデン、キャットニップ、イチョウ(ギンコー)、カリフォルニアポピー、ネトル、レモンバーム、また抗うつ作用があるといわれるセントジョーンズワート、ホーソン、中枢性の鎮静作用があり、精神不安や神経症に良いといわれるパッションフラワー、スカルキャップなどがあります。
このほか、不眠などによいといわれるバレリアン、ホップ、ストレスの緩和で有名なボリジ、フィーバーフューなども入ります。
また、神経の強壮作用があるシベリアンジンセング、ゴツ・コーラはストレス耐性を強くするのに使われることがあります。
けれども、実は、その人それぞれ違ったストレスの鬱積があって、それをどのように解消したり和らげたり緩和していくのかというと、それぞれアプローチの方法が違います。
これはからだのデトックスでも同じですが、一般的に良いといわれるハーブと、その人に向いているハーブが違うことも多くあります。
この点には充分な注意が必要です。自分に合う、お気に入りの「こころの解毒」ハーブを見つけるのは簡単ではありませんが、自分のことを深く探るのも意味深いものがあると思うのですね。

からだの「解毒」について

毎日の代謝活動ではなかなか排泄しきれない慢性の毒素や、体調の具合や加齢などによってうまく毒素の排出ができなくなると、からだは調子をくずしてしまいます。

代謝は人間の活動でも特に重要な要素です。水分をたくさん補給して体内をいつも新鮮な状態にしておくとともに、余分な水分と同時に老廃物もしっかりと排出するサイクルが順調に働くようにしておきましょう。

最近注目されている、細胞を傷つけて老化へと促進させる活性酸素に対抗するのにもハーブは良いといわれています。

活性酸素除去酵素SODは、ハーブにたくさん含まれているらしいということがさかんに研究されています。

ゆえに、ハーブティーは水分の補給と代謝の促進、解毒にとても向いている飲み物なのです。

こころと同じように、からだもひとりひとり違います。

以下にからだのデトックスによいといわれる一般的なハーブを記載しますが、人によっては合わない、効果がない、意味があまりないハーブになる場合もあります。

体質やそのときの状態、症状、年齢、ライフステージなど、さまざまな要素が絡み合って複雑に毒素は少しずつからだに蓄積していってるものです。これらをじっくりと観察して分析して判断、むしろ試行錯誤して効果的なハーブの組み合わせを探っていきます。

また、しっかりした強い効果の出るようなデトックスを長期間続けるというのもおすすめできません。

なるべくからだが自然に自分でよいものと悪いものを判断して、ホメオスタシス(恒常性=いつも一定の同じようなレベルを維持しようとする働き)を維持しながら健康を維持・増進していける状態に、日ごろから持って行く生活習慣を身につけることがベストです。

代表的なハーブとしては、代謝を促進し、消化機能を整え便秘や循環不良にもよいといわれるハイビスカス、利尿作用や浄血作用があるネトル、また、便秘、消化不良、リウマチによいといわれているダンディライオン、緩下作用(便通を促す)のあるローズヒップ、バードックなども解毒に向いていると言えるでしょう。

排尿促進作用による、老廃物の排出効果が期待できるジュニパーベリー、スイートクローバー、ダンディライオンリーフ(葉)、ホーステール(スギナ)、アルファルファ、エルダーフラワーなども入るでしょう。

ペパーミントやローズマリーもむくみを解消しからだを積極的に活性化させるので代謝をよくしてくれるでしょう。

毒素の排出効果が高いといわれるミルクシスル(マリアアザミ)は、肝臓の機能に作用するといわれ、肝機能の障害や肝機能の強化、ウイルス性肝炎など、肝臓のトラブルによいといわれています。

次回のテーマは「健康維持」です。

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