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気分障害(春のうつ・体調不良・季節性気分障害・季節性の感情変化)とハーブ(薬草)の相性:ヘルスケア・健康:ハーブ・薬草

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春が待ち遠しくない

みなさま、寒い凍てつく冷える冬を過ごしてきて、さあ、春が近づいてくると、なんとなく日射しも春めいて明るく空気も春特有の生命の湿気のようなものを感じ、ワクワクしてきますでしょうか。

一方で、花粉症や風邪の名残りや冬の間の体調不良などで、少し元気のない方もいらっしゃるかと思いますが、それでも、春になるということでもうちょっとがんばって過ごしましょうと気持ちが落ちることはあまりありません。

 

ところが、春になるとなぜか気分が少し低調になるような気がする、春だからとうれしいわくわくした気分にならないという方も、実はかなり多くいらっしゃいます。

 

多くというのは、ほんとうに多いかどうかはわかりません。が、そういうご相談を受けることがけっこうあります。

そして、わたし自身、花粉症や偏頭痛などを差し引いて考えても(ハーブと知り合うまでは)、春から梅雨前くらいまで、なぜか毎年不調でしたので、その気分のいやらしさは、ある程度理解できると思っています。

自律神経が繊細

春先から5月ころにかけての季節の変わり目は、自律神経失調症になりやすい時期です。

自律神経には一定のリズムがあって、昼間の活動時間には交感神経が活発になり元気が出ていろいろ活動するようにできています。

一種の緊張状態ですが、それ自体は必要なことで、きちんとしっかりしているためにそうなっているのですね。

それとは反対に、夜から睡眠にかけての時間帯には、じょじょに副交感神経が活発になってそれによってリラックスして、こころもからだもお休みの状態になっていきます。

副交感神経は、しっかりして気丈にしていた神経を緩めて休ませていく働きがあります。

寒い時期(冬など)には交感神経がじゃっかん活発気味になって、暑い時期(夏など)にはじゃっかん副交感神経が活発気味になるといわれています。

この合間の季節の変わり目(春や秋)には急激な環境変化(生命にとって季節が変わることは環境の変化にあたります)、(温度変化や日照時間の変化などなど)が自律神経などの繊細で緻密な働きにダイレクトに影響を及ぼします。その結果、体調をくずしてしまいがちになるのです。

基本的には、気持ちが繊細でよく気がつく(気にしやすい)ひとがやはり身体の神経も繊細(敏感)にできているようで、そういう影響が強く出やすいという傾向があるようです。

これは一般的に言われることですけど、それではそれが(気分の不調が気になるなどが)いけないことのように感じてしまって、もっと気にしないようにするにはどうしたいいか、とか、なるべく気にしないようにしようとか、そういうお話しもよく伺います。

でも、そうなるとますます気になってしまうのが人間の心なので、よけいに不調を刺激してしまうことにもなりかねませんので、気をつけます(後述します)。

ヨーロッパでは、古くから冬にためた体内エネルギーがあたたかくなるにつれて外へ出て行くことで体調が変化するという考え方もあります。このため体内浄化法というハーブ療法が用いられたりします。いまでいうデトックスです。

春の不調いろいろ

この時期の症状としては、全体的な症状が多く、一概に自律神経だけとも判断できない場合もあるので、深刻な場合や気になる場合はお医者さんに行きます。

まずは内科、そして身体自体になにも異常がない場合は、そこから別の診療を考えるなどです。

具体的な症状は人それぞれですが、一般的に(総合的にこんな感じ)

だるい、

やる気にならない、

落ち込みが意味もなく来る、

あるいはささいなことで気分が波立つ、

イライラする、

不安定感、

焦り

などの精神的な症状と、

眠い、逆に不眠、眠りが浅い、寝付きにくいなどの睡眠障害、

頭痛、

めまい、

立ちくらみ、

冷え、のぼせ、

下痢、便秘、

発汗、多汗、

頻尿、

動悸

など、まだまだここに書ききれないくらいの不調があります。

みていくと正反対の症状も出るような感じです。これは、人それぞれで症状としての出方が違うということです。

また同じ人でもそのときどきでコロコロと症状が変わっていくこともあります。

 

春の不調(季節性不調)対策

 
まずは、普通のことを書きます。

ムリをせず、リラックスが一番ですね。この時期には、不調になることがわかっているのであれば、予定をあまり詰め込まず、ゆっくり余裕を持って行動することを心掛けましょう。予防線を張りまくります。

自分のからだとこころとよく相談することが大事です。

多かれ少なかれ、だれでも起こり得るこうした体調の変化ですから、「春なのに、みんな元気そうなのに・・・」と否定的に思わないことが大切です。

さきほどの、気にしないようにしなければ、といった試みもかえって気持ちが苦しくなったり、落ち込んでいったり、またそれを気に病んだりしてしまうことになったりしがちなので、気にしていたらそのまま気にしていることにします。

またそれほどでもなかったら、こころとからだの両方を整えてからだの症状を改善していくようにすることもおすすめです。

●リラックスできる音楽を聴く。

●自律神経を整えるような訓練法をやってみる。(からだの力を抜く練習。弛緩法など)

●深呼吸、腹式呼吸。

●規則正しい生活を心がける。(特に夜更かししないようにする)

●眠れなくてもムリに寝ようとしないでゆったりできる工夫をしてみる。
(どうしても眠れないときにはちょっとだけお酒を飲む、あるいはホットミルクにジャーマンカモミールを入れたお茶もおすすめ。またリンゴも鎮静効果があります)

●ちょっと暖かいかなと思っても1枚多めに服を用意しておく。(冷えや寒暖差にからだがついていけないので)

●気が進まなくても少し外の空気を感じる時間を持つ。できれば戸外で軽い運動(ストレッチだけでもいい)するのを生活に組み込んでみる。

●リラックスできるハーブティーやアロマも助けになります。

環境の変化や社会生活の変化、人間関係の変化も春は大きく動くとき。そういうストレスも重なる場合がありますので、いつもよりも積極的に「リラックス」を心がけるといいと思います。

効果が上がる考え方

 
ここに挙げた方法は、書籍などでも一般的に奨められているある意味では「無難」な対策です。

個人的に、不調を抱えていたので長いこと、いろいろな自律神経を整える対策を実践したりしてみて、たいした効き目もなく、落胆して続かないということを繰り返していた時期がありました。

ところが、ハーブティーに取り組んで、実際に必死でやってみて、その続けることの意味や意義に気がつきました。

もしかしたらハーブティー以外にも、その人それぞれで向いている方法があるのかもしれないと思うようになりました。実際に上記の中で実践してよいものがいくつかありました。

そして、この自律神経というとても繊細でやっかいなシステムにとって、効き目のあるやりかたを見つけました。

それは、上記のなかの(ほかのことでもいいと思います)どれか自分の自律神経にとってリラックスになる方法をやって、

わたしは自律神経によいことを日々やっているのだ

ということを自分にたたき込むという方法です。

リラックスするために、ちゃんといいことをしているのを自分に知らせます。

そのことで、自律神経はリラックスに向かうようになる、じょじょに緊張をやわらげることを学んでいくのではないかと思いました。

自分で自分のことをケアしているという実感です。

そのときに、ハーブティーは特に効果的だと感じます。続けるときにも、香りも味わいもよくて気分が良くなり、そしておいしくてと、とても方法として向いているんじゃないかと思いました。

自律神経は、気づいてケアしてもらいたがっている、認識の仕方で症状を改善していくことができるのではないかと。

お茶を選んで、お湯を沸かしてカップに注いで意識して自分にやさしくできているという実感を持つことができます。

 

春などの季節変化による気分の不調対策ブレンドハーブティー

ラベンダー、リンデンやパッションフラワー、セントジョーンズワートやジャーマンカモミールが効果的です。
レモンバーム、レモンバーベナ、セージなども。

ハーブにお湯を注いでそこから立ち上る香りも楽しんで深呼吸してみてください。

 

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