冬から春のお肌の状態
そろそろ春の気配を感じる地域もありますが、まだまだ寒さが厳しいきょうこのごろです。
ふだん日本は、秋冬以外は、湿気がわりと高く(大陸性の気候よりも)、しっとりするのでお肌にはすごしやすい気候です。
皮膚は臓器
それだけにこの時期の乾燥は皮膚にこたえるのだと思います。皮膚はからだの表面を保護しているとても大切な臓器で、外界の環境からからだを守るために日夜休まず戦っています。
うるおいはとても大事ですが、加齢とともに少しずつ自力でのうるおい補給が難しくなっていきます。最初は顔の水分やうるおいが少し足りてないかなと思う程度で、保湿を心がけていくと気にならなくなります。
加齢による乾燥・敏感肌
その後、更年期を迎えたあたりから、顔(スキンケア)のみならず身体全体のうるおいが少しずつ減少していくのを感じるようになります。人類共通の現象で当たり前だから放っておいていいというのが少し前まで一般的だったように思います。
でも、この「乾燥したお肌」というのは、かゆみが出たり、カサカサすることから来る不快感、衣服がすれる痛さなどで皮膚の疾患に結びつく場合もあって、やっぱり気持ちよくすべらかな肌でいたいと思うのが人情というか自然な気持ちではないでしょうか。だから更年期と書きましたが、もちろん男性も同じ。男性も更年期がありますし。
皮膚のほかにも、目やのどや鼻はじかに粘膜がさらされているので特に乾燥に弱く、また唇なども皮膚の厚みが極端に薄いのでうるおいが逃げがちです。
これらの場所に病気があったり、弱い方は、冬から春の気温と湿度の変化にとくに注意が必要です。
さらに、実は自分で感じるよりもからだやお肌はもっともっと敏感に季節を感じ取り対応しています。
いわば、一生懸命に、無言で、文句を言わずに日々、環境や内部のストレスなどで皮膚のコンディションが悪くならないように、いつもの状態を保っていけるように調整してくれているのです。
寒いと感じたり、お肌に乾燥やキメの荒さを実感するよりもずっと前から適応しようと必死にがんばっています。
荒れる前にお手入れ
そのタイミングをやさしく見守って、それよりちょっと前、調子が崩れるちょっと前に対策をしておくと、大きなケアが必要にならなくて、順調に春を迎えられます。
乾燥や敏感に傾いたお肌の状態が日頃からになりがちな方は、この時期、さらにもうひとつの要因である季節を考慮にいれて、入念に保湿や油分を補うことをこまめにしていくとよいと思います。ちょっとした分量の加減で、足りなくなった分を補うことができます。ほんの少しの調整、身体が調節するくらいのほんのちょっとから始めてみます。それはなぜかといいますと、そういったお肌は、普通の状態よりも敏感でデリケートで変化に弱いからです。
外気にさらされる場所のケアは、美容に関係していると思いがち(見た目の話だと思いがち)ですが、それよりもだいじなひとつの臓器だと認識できると、お手入れも違ってくるような気がします。
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