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ハーブティー(薬草茶)が習慣になりにくい理由

ハーブティーは習慣になりにくい

ハーブ(薬草)は人間(動物にも)有用です。健康の維持・増進にも有用ですし、病気や病気までいかなくてもちょっとした体調の不調、アンバランスなどにも有用です。
なのですが、意外なことに、そういうハーブを使った簡単な飲みものであるハーブティーは、いつもいつも飲みたいと思わない、という方が多い。
飲み始めても、なかなか続かないことも多い、らしいのです。
こうことについて、今回は考えてみたことを書きます。
現代社会は、だいたいにおいてストレスフルなのと、いつもキリッとしていないといけない(特に頭脳がシャキッとしていることが必須)なために、いきおい、コーヒー、紅茶、緑茶など(カフェインの入っているもの)が好まれる傾向があります。
日々の生活において、インターネットなど脳の活動の比重が昔に比べて格段と大きくなってきています。脳がいつもフル回転していませんか?
仕事も生活も身体を使うよりも脳=思考を使うことが多いという方向へシフトしつつあるのも飲料の嗜好性に影響しているかもしれません。

脳は、リラックスよりも興奮を嗜好する

コーヒーなどカフェインを含有する飲み物には依存性があります。

依存性があるということは、習慣性がある(意識的に習慣にしなくても、あらかじめ脳が快感を感じる=習慣になりやすい成分が入っている)ということで、無意識にこれを続けていくと、摂取量が増え、濃いめが好きになり、「ないと寂しいなあと思う」ということが起きます。

コーヒーや紅茶が良くないと言っているのではなくて、そういう特色があるのです。

わたしもコーヒーも紅茶も好きです。

コーヒーが飲みたいなあ、もう何時間飲んでなかっただろう、という気分が起きるのが習慣性です。

依存というと、こわいイメージがありますが、こういう「雰囲気」「気分」は、なかなか自覚しにくく、自覚してきたころには依存状態になっています。

コーヒーに依存していたり、好きだったりすることがよくないと言っているわけではありません。
これは、薬物の依存とは違って、やめられないというほどではありませんし、不眠や胃腸障害やなんらかのデメリットが現れてこない限りは問題にならないかと(個人の嗜好の範囲)。

ハーブティーには依存性がない

ないと寂しいと感じるのは親しんでいるからで、ハーブティーを飲まないといられないというのではないのですね。

「あー、ハーブティーが飲みたいなあ、もう何時間飲んでいないだろうか」とはなりません。

ハーブティーは、習慣になりにくいというのがここにあります。

ですから、ハーブティーを習慣にするのに、ちょっと意識するという工夫が必要になってきます。

ハーブティーを習慣にしていくために

ハーブティーのよさを実感できない飲み始めの頃は特に、自分から「ハーブティーを飲むぞ」と思わなければ、無意識の方から「飲んだらおいしいのよ〜」とはささやいてくれません。

ハーブティーには依存性がないからです。依存性がないということは、習慣性がないということです。

習慣性がないということは、習慣にしにくいということです。

ひとは、意識的になにかをしようとするのがけっこう難しいのです(気が進まない理由があるときにはなおさら難しい)。

無意識に「〜したい」と思うことをやる方がずっと楽しくて、積極的です。

ほんとうは、こころとからだにおすすめで、しかも習慣性があったらいいのですが、あいにくそうはいかないのです。
だから、自分にぴったりのハーブティーを見つけることができても、そのハーブティーを続けて飲むという習慣を作ろうと思うと、「さて、ハーブティーを飲みましょう」と思って、実行するまで意識していることが必要になってきます。
コーヒーメーカーにコーヒー豆と水を自動的にセットしてスイッチを入れるのとはちょっと違う部分の脳を使わなければなりません。

理性のような部分でしょうか。

たぶん、「良薬口に苦し」のような気分も少し必要かもしれません(うちのはおいしいのですけどね)。

ハーブティーを飲む習慣がなんとかできたとしても、それでも、どこかで、コーヒーなどの習慣性に押されてしまって、ハーブティーを飲むことをやめたとしましょう。

そうして、「やっぱりハーブティーってあまり飲む気にならないのよね〜」と考えたとします。

それは、もしかしたら、飲む気にならなかったのではなくて、ほかの依存性のある飲み物の誘惑に押されてしまったということが考えられないでしょうか。

ここが、ハーブティーがなかなか生活に取り入れにくい飲み物になってしまっている理由でもあると思うのです。

おいしいとか、結果的な意味合いがプラスされてくる(リラックスして集中できるようになった、とか、疲れにくくなったとか)までは、意識を向けないと続けることができにくいのです。

しばらくハーブティーを続けられたら

さて、そうこうしながらも、しばらくハーブティーを飲み続けていくことができますと、薬効を取り入れることで、じょじょに、日々のこころとからだの状態が心地よく上向いていくということを少しずつ実感していくようになります。

そうすると、なかなかハーブティーはいいじゃないか、とこころとか脳とかが思い始めます。

それが、さらに良いフィードバックとなり、さらなるモチベーションアップにつながっていきます。

そこに、「ハーブティーはおいしい」というメリットが組み合わさって、脳にインプットされ続けると「ハーブティーっておいしくていいな〜」と思うようになり、飲みたいという指令が脳(心)全体にわき上がってくるようになるのではないかと、わたしは想像しています。

これは、じっくりとハーブティーと向き合っていくと見えてくる、ほんとうの薬効を吸収していこうという意欲のプロセスです。
もしかしたら、大きな病気や体調を大きく崩したときの方が、この気持ち(プロセス)はすんなりと理解していただけるのかもしれません。

依存ではなく習慣

このプロセスは、依存ではなくて習慣化(ご自分の理性で作っていく習慣)ですので、安心・安全です。いつでもやめることができます。長期に飲む必要がないハーブティーの場合でも、大丈夫です。

だから、少し濃いめのハーブティーを作ったり、本当に飲みたいときにはたくさん飲んだりしても、あとすぐに飲むのをやめられるのです。

緑茶でも紅茶、中国茶などでも習慣性に関しては、同じことが言えます。ほかにも、最近はいろいろな新しい成分を謳うお茶や新しい葉っぱや木や実のお茶が売り出されていてます。
身体に良いというお茶でも思わぬ所に思わぬ成分が入っていたりしますので、飲む場合にはよく成分を確認してから始めるとよいと思います。
習慣といっても意識すればいつでもやめられる程度のもので深刻ではありませんが、それが無意識で行われる脳の作業だというのが、ちょっとやっかいなところだと思うのです。

ハーブでも、マテ茶といわれる、南米(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ等原産)でよく飲まれているお茶はイェルバ・マテの葉や小枝を使用していますが、弱いとはいえ(コーヒーの4分の1程度)カフェインが含まれています。妊婦さんやお子さんなどは注意が必要です。

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